菅義偉首相は昨年11月、国際オリンピック委員会のバッハ会長と「グータッチ」。中止・延期を求める声に耳を貸さず、有観客開催に突き進む (c)朝日新聞社
菅政権と日本軍に共通する「失敗の本質」 戦後も受け継がれる組織的欠陥〈AERA〉
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20210630-00000017-sasahi-soci
政府は根拠のない楽観論と精神論で、東京五輪開催に突き進む。その姿勢は太平洋戦争とよく似ている。AERA 2021年7月5日号で、菅政権と日本軍に共通する「失敗の本質」を専門家が指摘した。
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なぜ、根拠のないご都合主義や精神論は、戦後75年以上も受け継がれているのか。
太平洋戦争で「最も無謀な作戦」といわれたのが、ビルマ(ミャンマー)でのインパール作戦(44年3~7月)だ。作戦立案の段階から補給が困難なことなどから軍司令部のほとんどが反対した。だが、司令官の牟田口廉也(たむぐちれんや)中将は「必勝の信念」を主張し続け、戦局が悪化しても精神論で乗り切ろうと作戦を中止せず、兵力約10万人のうち約3万人もが命を落とした。
一方で今年6月3日、コロナ対策分科会の尾身茂会長(72)が「パンデミックのところでやるのは普通ではない」と、現状での開催に警鐘を鳴らした。ところが翌4日、菅首相は五輪開催の目的を「安全安心な大会を実現することにより、希望と勇気を世界中にお届けできる」と書面で回答。「希望と勇気」という、精神論で頑張ろうというのだ。
こうした科学的な根拠に基づかない楽観主義を、政治学者の姜尚中さん(70)は「念力主義」と呼ぶ。
「念力を唱えれば何とかなるというのと同じです。東条英機は『敵機は精神力で墜(お)とす』と言っていました。近代の総力戦で、最高責任者が平気でそう述べていたわけです。同じように菅首相も、コロナ対策は後手後手に回りながらカタストロフ(破滅)が起きるという想定がありません。『鬨(とき)の声』をあげて突き進めば何とかなると思っています」
姜さんが、念力主義が続く背景にあると指摘するのが「非連続的な進化」だ。この言葉は、日本軍の組織的欠陥や病理を考察した名著『失敗の本質』(1984年刊)に出てくる。そこでは「日本軍の組織的特性は、連続的に今日の組織に生きている面と非連続的に革新している面との両面」があり、日本の政治的組織については「日本軍の戦略性の欠如はそのまま継承されているようである」などと記す。姜さんは、その概念を今の政治になぞらえてこう話す。
「五輪開催について、政治は科学的エビデンスに基づいて判断しているのか、と国民の多くは疑問に思っています。しかし、菅首相はおうむ返しに安心安全と繰り返すだけ。現状は、安全と安心が乖離(かいり)しています。日本軍の組織の生理と病理は、戦後も断続しながら非連続的に受け継がれているのではないかと思います」
東京五輪は7月23日に開会式を迎える。姜さんは、開催に執着するのであれば、無観客開催と、何より菅首相の明確なメッセージが必要と語る。
「1995年の阪神・淡路大震災のとき、当時の村山富市首相は『全ての責任は自分が取る』と言って担当大臣を存分に行動させました。菅首相も『五輪開催に際して生じる様々な結果に関して内閣総理大臣の私が全ての責任を負う』と国民に向かってはっきり言うべきだと思います」
(編集部・野村昌二)
※AERA 2021年7月5日号より抜粋
元スレ
https://asahi.5ch.net/test/read.cgi/newsplus/1625297002/-100
ご指摘は当たらない
オリンピック中止の決定権はIOCにあるんだから、太平洋戦争のように突き進んでいるはIOCだよ。
じゃあプロ野球やサッカーに高校野球も禁止な
安定の朝日。
それを言うなら
戦中の朝日新聞とモリカケコロナ報道だろ
どっちも同じく煽りまくってた
国内ですら実際は毎日大量のイベントをやりまくって
オリンピックだけ中止しろもない
オフィシャルパートナーだろ
野党がなぜ負け続けるのかをテーマにしても同じ論調で断ずる事ができるよねw
それな
国政選挙7連敗してるのに全くメンバーが変わらない野党には何も期待できない
指摘の結果で作戦変更もいろいろやってるし
慣性のついた計画が止まりにくいのなんてどこも同じだよ
煽ってばかりいるマスゴミもちょっとは過去を反省しろ