米国と同盟国・友好国の民主主義グループ、中国・ロシア・イラン・北朝鮮など権威主義グループ、どこにも属さない第3グループ(Global South)という複雑な構図で国際社会が破片化した。外交でネットワーク構築と多国間主義の重要性が高まる理由だ。
こうした脈絡でグローバル中枢国家を目指す韓国にG7の拡大と参加問題は関心を引く。
G7は、1970年代初めに世界経済がニクソンショック(ドル・金交換停止による衝撃)とオイルショックで困難に直面した当時、先進国協議の場として1975年に米国・日本・ドイツ・英国・フランスの5カ国からスタートし、翌年イタリア・カナダが加わって7カ国になった。
ロシアが1998年に正式参加国になったが、2014年にクリミア半島侵攻で資格が停止し、2018年に脱退した。欧州連合(EU)は1981年から正式に参加しているが、欧州理事会議長と欧州連合執行委員長が共に出席する。
◆「西側運営委員会」G7の変化
G7は設立合意文書と常設事務局がなく、緩く構成されている。参加国が毎年、輪番制で議長国を引き受けながら議題を設定し、首脳会議と閣僚会議を主催するが、議長国によって議題、議論内容、結果に大きな偏りがある。
中国など新興国が台頭してG7のGDP世界比率は草創期の約70%から2022年には46%(44兆ドル)へと大幅に低下したが、依然として世界経済の運転席に座っていて外交安保問題にも相当な影響力を行使する。
最近、中露の拒否権行使で国連安保理が機能しないため、ロシアのウクライナ侵攻、中国の攻勢的な外交安保政策に対する共同対処、地域紛争など安保関連の「西側運営委員会」としてG7の役割が大きくなっている。5月の広島首脳会談の共同声明は40枚量で国際社会のほとんどすべてのイシューを扱った。
G7の拡大は国際社会の変化に合わせた世界管理(global governance)の観点で見る必要がある。G7が世界経済に占める比率が低下すると、2008年に世界金融危機に対処するために新興国を含むG20が創設された。しかし新興国の反対で政治事案を扱えず、加盟国間の同質性がないため、ウクライナ戦争後の分裂深化で役割に限界がある。
こうした脈絡から価値・利益を共有する国をG7に追加して拡大する案が出ている。2020年5月にボリス・ジョンソン英首相がG7に韓国・オーストラリア・インドの3カ国を追加した民主主義10カ国で構成されるD10を提案した。
同年にトランプ大統領も上の3カ国にロシアを含むG11を提案したが、ロシアの追加に英国・ドイツ・カナダが反対して進展がなかった。岸田首相も5月のインタビューでG7レベルの拡大議論がなかったと述べながら「韓国の参加に米国賛成、日本反対という構図はない」という立場を明らかにした。
全体的にG7拡大はまだ熟していない段階だ。参加国の合意が必要なため実現するまでには時間がかかりそうだが、拡大する場合は韓国が優先的に考慮されると予想される。
新しい国際秩序の構築過程でG7の拡大が進めば、その機会を積極的につかまなければいけない。一度構築された国際制度は属性上数十年間続くため、参加する際には規範を作る規範創出者と作られた規範に従う受範者の岐路に立たされる。
自由主義国際秩序の維持・発展は我々の平和と繁栄の基盤であり、G7はそのために重要な場であるため、韓国が参加国になることには大きな意味がある。
中央日報日本語版 2023.08.11 15:04
https://japanese.joins.com/JArticle/307718
https://japanese.joins.com/JArticle/307719
引用スレ: https://lavender.5ch.net/test/read.cgi/news4plus/1691736560/
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◆自由主義の国際秩序を維持する目的
機会の入り口が開かれる時期は不確かだが、着実に備える必要があり、次の事項を考慮しなければいけない。
1つ目、我々の能力が整う適期に加入することが重要だ。あまりにも早ければ参加国の責任と負担が過重で、これを果たすのが難しくなる。一方、あまりにも遅れれば時期を逃すリスクがある。G7はほとんどすべての国際懸案を議題として扱うが、従来の参加国と所得の面で格差は狭まったとはいえ、蓄積の富の面では発展期間が短い韓国との差が大きいため、現在、我々の能力と状況では合わせるのが難しい部分もあることを考慮する必要がある。
2つ目、G7加入は韓国の外交が中堅国外交から西側の一員として先進国外交をすることになるという点で、我々の外交パラダイムの大きな変化を意味する。国力は先進国外交をするレベルになったが、分断国・対外依存度・地政学リスクなど脆弱性も大きいという点で、G7加入による戦略的自律性の制約をどう解決していくのかも考慮しなければいけない。
◆進歩・保守の対立構図をなくすべき
3つ目、韓国の力量は客観的にまだ不足しているのが現実だ。国内の環境は閉ざされた民族主義、強い被害者意識、国際基準から外れる外交認識など、G7参加国としての力の発揮が難しい状況だ。韓国社会の意識水準と政治文化が国際社会の客観的基準に基づいて責任ある姿勢を取るように変わらなければいけない。
4つ目、韓国の外交方向をめぐり保守・進歩の立場が大きく対立すれば、機会が訪れても厳しい状況を迎える。G7加入に対する超党派的な立場の確立も必須であり、政府全体レベルでもG7加入に必要な準備を統合的に進めなければいけない。最後に参加国になれば国際社会への寄与の負担がはるかに増え、外交需要も増大するため、これにふさわしい外交人材と財源インフラ整備も急ぐ必要がある。
韓国はG7首脳会談に2008年(日本)、2009年(イタリア)、2021年(英国)、2023年(日本)の4回、ゲストとして参加した。欧州参加国と連携・協力を強化しながらゲスト参加を続ける必要がある。G7が扱う議題に関連し、G7とその参加国が主導する多様なネットワークに参加し、実績を蓄積することも重要だ。グローバル中枢国家という目標を着実に進めていく過程でG7+(プラス)加入の道は開かれるだろう。
申ガク秀(シン・ガクス)/法務法人セジョン顧問/元外交部次官/リセットコリア外交安保分科委員
>>おわり。
暑さで頭がやられとるな
イランに金払って途上国に長年大金支援してから言えwwボケ
イギリスとアメリカは反対するだろ
ジャンボリー同様のことをされたらかなわんからな
韓国はまだ妄想してんのか
勝手に勘違いして勝手に裏切られて「後頭部を殴られた!」
じゃあ韓国は駄目じゃん
G7とは「別の」枠組みなんだってば
もう、めり込んじゃってるんですが
これからはG20の時代ニダ!と散々言ってたでしょ
他のゲスト国がG7、G8とか言ってるのは聞いたことないが…?
仏・独 アメリカの言いなりの国はいらない
だから無理だよ
どっちかというと
G7を助けられる国じゃないと入れる意味がないよ
ってのがG7の国々の総意