https://thedigestweb.com/topics_detail13/id=44819
亡命先が決まったツィマノウスカヤ。夢見ていた五輪の舞台に立てず、無念の離日を余儀なくされた。(C)REUTERS/AFLO
心配されていた身の安全が、隣国によって保障された。チーム内でのトラブルによって強制帰国を命じられていたベラルーシ陸上選手、クリスツィーナ・ツィマノウスカヤの亡命先がポーランドに定まったようだ。同大使館で迅速に手続きが進められている。
事の発端は8月1日夕刻。イスタンブール行きの飛行機に搭乗予定だったツィマノウスカヤは、これを土壇場で拒否して、日本の空港警察に保護を求めた。ベラルーシ政府による弾圧からアスリートを守る市民団体BBSFを通してビデオメッセージを発信し、ようやくトラブルの全容が明らかとなる。
7月31日、ツィマノウスカヤはベラルーシ陸上チームのコーチ陣から理不尽な仕打ちを受けた。翌月曜日に出場予定だった東京五輪・陸上女子200メートルのエントリーをキャンセルし、金曜日開催の4×400メートルリレーに鞍替えするように命じられたのだ。
複数のリレーメンバーが出場条件とされるドーピング検査を受けていなかったことが判明し、その穴埋めが理由だった。指示はベラルーシ本国からあったようで、同国のここまでのメダル数(2個)に不満を持つアレクサンドル・ルカシェンコ大統領が、より上位を狙える競技に注力するよう指示したためだとも言われる。
いずれにせよ、ツィマノウスカヤはこれに憤慨。自身のインスタグラム上でコーチ陣の不手際と強引な種目変更を公然と批判した。すると、ベラルーシ国内でこれが大問題に発展。国営放送『ONT』が「彼女にはチームスピリットが欠けている」と吊り上げ、バッシングのキャンペーンを張ったのだ。
インスタグラムのアカウントは削除され、コーチ陣はツィマノウスカヤの部屋に駆け込んで「明らかな政権批判だ!」「荷物をまとめて帰国しろ!」と強制。選手本人から当時の状況を聞いたジャーナリストは「誘拐に近い状況で空港に無理やり連れていかれた」のだという。そしてツィマノウスカヤは関係者がいなくなったのを確認して、空港にいた警察官に保護を求めた。「このまま帰ったら刑務所に入れられてしまう。亡命を手助けしてほしい」と身の危険を訴えたのだ。
当初はオーストリアやチェコへの亡命を希望と報じられたが、事態は急転。ベラルーシの隣国であるポーランドがビザ発給を申し出て、受け入れに前向きな姿勢を見せる。月曜日夕方には都内のポーランド大使館にツィマノウスカヤが入る姿が確認された。
同国にはベラルーシ政府から弾圧を逃れた人びとが多く移り住んでおり、今回ツィマノウスカヤが頼りとしたBBSFの活動拠点もある。すでに家族(夫と子ども)がベラルーシを脱出し、他国経由でポーランド入国を目ざしているとも伝えられており、ポーランド政府の高官は「彼女は完全に我々の保護下に置かれた。今後、彼女が望めばスポーツ競技者としての活動も可能だ」と明かした。ポーランドは以前からベラルーシ政権に対して批判的なスタンスを取っており、反政権派の人びとを支援してきた経緯がある。
はたして、このまますんなりと事は進むのだろうか。ベラルーシ選手団は「女子陸上選手のツィマノウスカヤは感情的・精神的な問題を抱えているため、医師の判断の下で競技には出場しないことが決まった。すでにチームを離れている」と発表したきり、声明を出していない。
ベラルーシは「欧州最後の独裁者」と称されるルカシェンコ大統領が強権政治を続けている。昨年の大統領選挙では不正疑惑が浮上。国中のそこかしこで大規模な抗議デモが起こり、政府は弾圧の度合いを強めた。アスリートの言動も徹底チェックされ、なかには強化費の支給停止や代表チームからの追放など、選手生命を断たれた者が少なくない。同国オリンピック委員会の会長は、ルカシェンコ大統領の長男が務めている。
元スレ
https://hayabusa9.5ch.net/test/read.cgi/mnewsplus/1627945381/-100
競技続行ってどこの国の選手として出るの?
ポーランドで働くんでない
ポーランドは何ものも拒まない
だからポーランドから何も奪うな
結構、陸上の選手層厚そうだけど、大丈夫か?
北朝鮮じゃもう捕まってるよな
いい国もある
時代錯誤の国もある
IT先進国もある
バルト三国、グルジアは民主的という意味では健全。モルドバも徐々に。
受け入れしてくれる国が出てきて日本としては助かる
言葉の通じない日本より欧州のが良いだろうし
家族が脱出する手際が良すぎるし
日本に来る前から亡命が決まっていたんだろ